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【渋谷エリア】オフィスビルの立地や設備内容、各オフィスビルの主要テナントなどを紹介!

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長らく続いていた渋谷駅周辺の再開発。いつでもどこかしらで工事が行われていた渋谷ですが、2020年はその再開発も終盤に近づいています。
本記事では、2000年4月7日に開業した渋谷マークシティから2019年11月1日に開業した渋谷ランブルスクエアまで、渋谷駅周辺に位置する4つの大型オフィスビルの立地や設備内容、各オフィスビルの主要テナントなどをご紹介します。

大規模再開発事業も終盤に差しかかってきた渋谷駅周辺

渋谷には多くの若者が集まっており、いつでも人で賑わっています。しかし渋谷エリア周辺には大きなオフィスビルが少なく、他のエリアと比べてビジネス街としての機能は低い状態が続いていました。2000年になるまで、渋谷駅周辺の大型オフィスビルというと、1975年に竣工された渋谷クロスタワーが代表的で他にはあまりない時代が続いていたのです。

このような状況に変化をもたらしたのが、2000年2月に竣工し同年4月7日に渋谷駅すぐそばに開業した渋谷マークシティです。「渋谷がオトナになる日」をキャッチコピーに開業したこの大型ビルの上層階は1フロア700坪(基準階)のオフィスエリアとなっており、オフィスへ需要が逼迫していた渋谷駅周辺のオフィス需要を満たすことになりました。

続いて、中層階にホテルを擁した大型オフィスビルであるセルリアンタワーが2001年4月1日、渋谷区桜丘町に開業しています。ただ、その後の10年ほどは渋谷駅周辺における大型オフィスビルの開業はなりを潜めていました。その状況を変えていったのが、東急グループ主体で行われている渋谷駅周辺開発プロジェクトです。

渋谷駅周辺開発プロジェクトとして最初に出来上がった大型オフィスビルが渋谷ヒカリエ(2012年4月26日開業)です。また2017年4月28日には、渋谷駅から少し離れたキャットストリート沿いにオフィスエリアも含む複合施設・渋谷キャストが開業。また、2018年9月13日には、渋谷駅南に大型オフィスビルである渋谷ストリームが開業。さらに、2019年5月15日には南平台エリアにも高層オフィスビルである渋谷ソラスタが、2019年12月5日には渋谷駅南口駅前にあった東急プラザ渋谷跡地に渋谷フクラスが開業しています。

そして、2019年11月1日には大きな話題となった47階建ての複合施設型超高層ビル「渋谷スクランブルスクエア」の第I期分が渋谷駅の直上に開業しています。ここまでの開業で、渋谷エリアにおけるオフィスビルの建設はいったん落ち着きを見せるようになりました。

しかし、渋谷エリアの再開発プロジェクトはまだ、2023年度竣工を予定している渋谷駅桜丘口地区や2024年度に開業を予定している渋谷二丁目17地区再開発も控えています。また、2027年度には渋谷スクランブルスクエアの第II期開業も予定されています。

渋谷エリアの変貌はまだまだ目を離せないものになるでしょう。

渋谷エリアにオフィスを構えるメリット

渋谷エリアにオフィスを移転するかどうかを判断するためには、このエリアにオフィスを構えるメリットを把握しておく必要があります。

再開発が進みオフィスが増えたことで需要に応えられるように

1990年代後半、渋谷にITベンチャーが集積して「シブヤ・ビットバレー」と呼ばれてた頃がありました。しかしITベンチャーが急成長するにつれ、オフィス需要に応えられなくなり、IT企業のオフィスも六本木ヒルズがある六本木や近年「五反田バレー」として注目を集める五反田をはじめ、都心でも別の場所へと移動していった経緯があります。

しかし、2012年4月26日に渋谷ヒカリエが開業して以降、渋谷には大型オフィスビルの建設ラッシュが続き、大規模フロアが必要となる企業のオフィス需要にも応えられる流れが出来つつあります。現に2018年7月には、渋谷に本社を構えるGMOインターネット、サイバーエージェント、ディー・エヌ・エー、ミクシィといった大手IT企業が集まり、「SHIBUYA BIT VALLEY 2018」を開催。「シブヤ・ビットバレー」の復活を目指しています。

また、大型オフィスビルが増えたことで渋谷に回帰するIT企業も増えています。2018年9月に開業した渋谷ストリームのオフィス棟には、六本木ヒルズから移ってきたGoogleがオフィス棟を丸ごと賃貸したことが話題を呼びました。

シェアオフィスやコワーキングスペースを併設している大型オフィスビルも増えている

近年、渋谷に開業される大型オフィスビルや大型複合施設には、シェアオフィスやコワーキングスペースが併設されている場合が多くあります。代表的なものとしては、会員制シェアオフィス『ビジネスエアポート渋谷南平台』を擁する渋谷ソラスタや、コワーキングスペースを提供するWeWokが入居する渋谷スクランブルスクエアが挙げられます。

渋谷は多くの若者が集まり、最新トレンドが生まれる場所でもあります。このような場所にオフィスを構え、さまざまな業種のクリエイターたちやエンジニアたちと交流を持つことは新たなビジネスが生まれる可能性を秘めています。

これまで「渋谷はオフィス賃料が高いから」といって敬遠していたベンチャー企業やスタートアップも、シェアオフィスやコワーキングスペースにオフィスを持てることで、目先の支出にとらわれない大きなメリットを得られるようになります。

渋谷駅構内が整備され通勤にも便利に

渋谷駅には、JRの山手線や埼京線、湘南新宿ライン、そして東急の東横線や田園都市線、東京メトロの銀座線や半蔵門線、副都心線、京王井の頭線といった9路線の乗り入れがあり、利便性がとても高い駅となっています。ただ、増設や移設が続いたことで駅構内が複雑に入り組んでいて使いにくくなってきているという声も多くありました。

しかし、地下鉄の4路線が垂直同線でつながる立体的歩行者動線「アーバン・コア」が導入されたことにより、縦移動の不便さが解消されるようになってきています。また、JRの埼京線や湘南新宿ラインも移設され、2020年6月1日からは山手線と並列化されることになっています。

このように、「迷路」と呼ばれていた渋谷駅構内はすっきりとしてきており、通勤するにも、より便利な駅となっていくでしょう。本記事では渋谷エリアに続々と竣工される大型オフィスビルについて、2000年2月に開業した渋谷マークシティ、2012年4月に開業した渋谷ヒカリエ、2019年5月に開業した渋谷ソラスタ、2019年11月に第I期分が開業した渋谷スクランブルスクエアの4棟をご紹介していきます。

渋谷マークシティの立地や設備内容、各オフィスビルの主要テナントなど

渋谷マークシティは、2000年2月に竣工された渋谷駅の道玄坂方面に直結する大型複合施設です。地上25階、地下2階からなる同ビルは、ホテル(渋谷エクセルホテル東急)が入っているイーストと、オフィス棟であるウエストの2棟から構成されており、オフィスフロアはウエストの11階から23階に配置されています。

ウエストの低層階にはマークシティモールとして約30店舗が出店しており、オフィスエントランスは5階となっています。ただし6階から11階は372台の車が駐められる駐車場となっているため、オフィス棟は11階からになっています。

ワンフロア508.5坪から711.1坪の広さを持つオフィスは、天井高2,65mm。床荷重は500kg/㎡(ヘビーデューティーゾーン1,000kg/㎡)をOAフロアとなっています。

渋谷マークシティに停電などが発生した際には、ビル用に設置された非常用発電機により、72時間まで電力を供給できるほか、コージェネレーション設備によりオフィス占有部に対して20VA/㎡の電力を供給することが可能です。これらの設備により、入居テナントのBCP(事業継続計画)をサポートしてくれます。

渋谷マークシティに入居している主なテナント企業は、コンピュータ関連サービス企業であり、米IBMの孫会社にあたる日本アイ・ビー・エム、大手メガバンクである三井住友銀行、セキュリティ関連のソフトウェアとハードウェアを開発・販売するマカフィー、主にREITを取り扱う不動産投資法人である東急リアル・エステート・インベストメント・マネジメント、東急不動産ホールディングスグループの不動産会社である東急リバブル、独立系証券会社である東海東京証券などとなっています。

なお、以前は、サイバーエージェントグループが多くのフロアに入居していたのですが、2019年3月にメディア事業部、ゲーム事業部、本社機能は渋谷区宇田川町のAbema Towers(住友不動産渋谷タワー)へと移転。渋谷スクランブルスクエアが開業してからは広告事業が同ビルへと移転しています。

■渋谷マークシティ
【住所】東京都渋谷区道玄坂1-12-1
【最寄り駅】JRほか各線「渋谷駅」から徒歩約1分(「渋谷駅」に直結)

参考サイト:渋谷マークシティ

渋谷ヒカリエの立地や設備内容、オフィスビルの主要テナントなど

2012年3月に竣工された渋谷ヒカリエは、渋谷駅東口駅前にあった東急文化会館の跡地に建設された東急グループの複合商業施設です。地上34階、地下4階からなる同ビルは、17階から34階までの高層部分がオフィスとなっています。なお、地下3階から8階までの低層部分は店舗主体の商業スペース、11階から16階までの中層部分はミュージカル専用劇場である『東急シアターオーブ』となっています。

ワンフロア2,215.30㎡の広さを持つオフィスは、高さ2,800mm(17階と18階は3,000mm)の天井を採用しており、フロアには100mmのOAフロアを採用。床荷重は500kg/㎡(一部1,000kg/㎡)と、企業が必要とするオフィスに十分な環境を用意しています。

渋谷ヒカリエに入居しているテナントは、アパレル企業のアダストリアが5フロア、インターネット関連企業のディー・エヌ・エーが6フロア、大手通信企業のKDDIが3フロアとなっています。そのほか、SaaS/ASPサービスを中心に展開するスカラやメディア事業や人材関連事業を行うレバレジーズ、モバイル事業を中心に展開するmedibaといった企業も入居しています。

■渋谷ヒカリエ
【住所】東京都渋谷区渋谷2-21-1
【最寄り駅】JRほか各線「渋谷駅」から徒歩約1分(「渋谷駅」に直結)

参考サイト:渋谷ヒカリエ

渋谷ソラスタの立地や設備内容、オフィスビルの主要テナントなど

2019年3月29日に竣工した渋谷ソラスタは、地上21階、地下1階の高層オフィスビルです。東急不動産HDと東急不動産の本社が入居していた新南平台東急ビルのほか、南平台東急ビル、渋谷TODビル、広井ビルの4棟を一体的に建て替えて完成したビルになります。

ワンフロア1,750.88㎡(基準階)の広さを持つオフィスは、高さ2,900mm(20階は3,200mm)の天井を採用しており、フロアには100mmのOAフロアを採用。床荷重は500kg/㎡(一部1,000kg/㎡)、企業が必要とするオフィスに十分な環境を用意しています。セキュリティとして、最大4段階の非接触式ICカードシステムを採用しています。

渋谷ソラスタへの受電方式は、3回戦スポットネットワーク方式となっています。もし障害が発生して、1回線が機能しなくなったときでも他の回線から受電することが可能になっています。また、停電などが発生した際に備えて、ビル用に設置された非常用発電機により、72時間まで電力を供給できるほか、テナント専用発電機スペースとして300kVA/㎡の発電機を3基備えています。

渋谷ソラスタはもともと、東急不動産の本社ビル建て替えという側面をもっていることから、7フロアに東急不動産が入居しています。その他に入居している企業としては、スキンケアブランドであるCARITA HOLDINGSが3フロア、飲食店舗の開発と運営を行うトリドールが2フロア、電子部品メーカーである日本航空電子が1フロア、EC領域のコンサルやデジタルマーケティング、AIシステム開発の開発を行うイングリウッドが1フロアなどとなっています。

なお、最上階である21階には屋上空間を活用して入居テナント向けのスカイテラスとラウンジが設置されているほか、オフィスフロアすべての階には各テナント用のグリーンテラスが設けられています。これらはオフィス環境に不足する緑や新鮮な空気を身近に感じることによって、「従業員のストレスの軽減や生産性の向上に寄与する」という渋谷ソラスタ側の意向が形になったものです。

3階には会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート渋谷南平台」も開業。4階には最大約100名を収容するハイグレードな貸し会議室「コンファレンス」も開業されています。これらの設備は、入居後にオフィスが手狭になったときに活用しても良いでしょう。

■渋谷ソラスタ
【住所】東京都渋谷区道玄坂1-21-1
【最寄り駅】JRほか各線「渋谷駅」から徒歩約6分

参考サイト:渋谷ソラスタ

渋谷スクランブルスクエアの立地や設備内容、オフィスビルの主要テナントなど

渋谷スクランブルスクエアは、地上47階、地下7階の陣容を誇る渋谷駅に直結した複合施設型超高層ビルです。同ビルは、東棟、中央棟、西棟の3棟からなっており、中央棟、西棟は2027年に竣工予定となっていますが、東棟は第I期分として、2019年8月に竣工され、2019年11月1日開業しています。

東棟の構成としては、地下2階から13階は店舗やレストランなどの商業施設、14階にはNHK放送センターのサテライトスタジオ兼スタジオパークの代替施設であるプラスクロスSHIBUYAと展望施設、15階は産業交流施設となっており、オフィスは17階から44階と45階の一部(残りは展望施設)となっています。なお、46階は展望施設である『SHIBUYA SKY』です。

ワンフロア最大約2,900㎡(基準階面積)の広さを持つオフィスは、高さ2,900mm(45階は3,200mm)の天井を採用しており、床荷重は500kg/㎡(一部ヘビーデューティーフロアは1,000kg/㎡)。企業が必要とするオフィスに十分な環境を用意しています。そのほか、高いセキュリティレベルを保つために、各バンクあたりのフラッパーゲートを標準仕様としております。

また受電方式としては、特別高圧66,000Vを2回線も用意。災害時には、非常用発電機とガスコージェネレーションシステムの稼働により専用部と共用部(照明、換気、トイレ、エレベーター運転など)への72時間以上の電源供給が可能となっています。

それに加えて、ビル自体に制振ブレースとオイルダンパーを併用した制振構造を採用。災害時にもビルに留まり、事業が継続可能なスペックを備えています。

渋谷スクランブルスクエアに入居しているテナント企業は、Ameba関連事業とインターネット広告事業を主とするサイバーエージェントグループが5フロア、メディア事業や人材関連事業を行うレバレジーズが2フロア、SNSや求人広告、ゲームなどの事業を行うミクシィが8フロア、シェアオフィス企業であるWeWorkが5フロア、生命保険会社のエヌエヌ生命保険(元・アイエヌジー生命保険)が3フロアとなっているほか、国際モバイル通信サービスと電気通信事業を行うエクスコムグローバル、音楽系出版事業やイベント事業を行うロッキングオン ホールディングス、家具・産業用機器などの製造を行うオカムラも入居しています。

■渋谷スクランブルスクエア
【住所】東京都渋谷区渋谷2-24-12
【最寄り駅】JRほか各線「渋谷駅」に直結(「渋谷駅」の直上)

参考サイト:渋谷スクランブルスクエア

まとめ

渋谷エリアは2000年代以降、急激に再開発が進み、オフィスビルも急増してきています。今後も、2023年度竣工予定の渋谷駅桜丘口地区や2024年度に開業予定の渋谷二丁目17地区といった再開発も控えおり、さらなる街の変化も楽しみなエリアです。
「迷路」と揶揄されていた渋谷駅構内もすっきりと整備され、通勤にも便利となってきています。

渋谷エリアへのオフィス移転を検討しているのであれば、この記事に掲載しているオフィスビルに注目してみてはいかがでしょうか。

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