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多様化しているオフィスのトイレ!法律で数が決まっている?

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快適なオフィスとはどのようなオフィスでしょうか。快適なオフィスとは何か考えた際に、トイレをはじめとしたリフレッシュスペースの充実度をあげる人は多いとされています。では、快適なトイレにするためにはどのような点に着目すれば良いのでしょうか。さっそくオフィス環境におけるトイレ事情についてチェックしていきましょう。

快適なトイレは快適なオフィスに直結

トイレの設備が老朽化していたり、オフィスフロアとトイレの距離が近過ぎることで音が気になったりすると社員の仕事に対するモチベーションが落ちてしまう可能性があります。

例えばオフィスの一角に男女共用のトイレが1つだけあったとします。パーテーションで目隠しされているわけでもなく、誰がいつトイレに行ったのかすぐに分かってしまいます。さらに、壁がとても薄いので音が外に漏れていないか気が気ではありません。

トイレは社員のモチベーションに影響

オフィスの中でも一日に全社員が必ずといっていいほど利用する場所がトイレです。実際に、トイレで過ごす時間は数分だったとしても、その時間に一時の安らぎを求めているという人は多いでしょう。

株式会社TOTOがトイレの快適性や清掃性と仕事のモチベーションのかかわりについて調べたアンケートによると、「仕事のモチベーションに影響する」と答えた割合は全体の45パーセント、「やや影響する」と答えた割合が38パーセントだったとのデータもあります

トイレの充実が人材を動かす?

オフィスのトイレ環境は特に女性にとっては非常に重要です。例えば、「和式トイレが苦痛だからこんな環境で働き続けたくない」「男女共用トイレは利用したくない」という方も多いそうです。このように、トイレ環境が悪いことが原因で人材の流出を引き起こしてしまう可能性は十分にあります。

女性社員を対象に、働きやすいオフィスのあり方について意見を求めたアンケートによると、全体の62パーセントがトイレや休憩室、更衣室などといった「リフレッシュスペースの充実」を挙げたそうです。

また、働く前の学生に対しオフィス設備に求める条件を調査したところ、全体の65パーセントが「きれいなトイレ」を挙げたそうです。この結果の背景には働く女性が増えたことによる多くの女性の支持があると考えられています。

これらの結果から、トイレをきれいな状態に保つことはオフィス満足度の向上や人材の流出防止につながることがわかります。また、これから自社で働いてくれる新たな人材の確保につなげることもできるでしょう。

法律で決まっている従業員あたりのトイレの個数とは

オフィス環境を考えるとき、見落としがちなのはトイレの数です。オフィス環境を考えるときに見逃してはならない決まりがあります。それが「事務所衛生基準規則」です。

事務所衛生基準規則

事務所衛生基準規則では以下の通り、オフィスを作るうえで最低限必要なトイレの数が決められています。

第十七条  事業者は、次に定めるところにより便所を設けなければならない。
一 :男性用と女性用に区別すること。
二 :男性用大便所の便房の数は、同時に就業する男性労働者六十人以内ごとに一個以上とすること。
三 :男性用小便所の箇所数は、同時に就業する男性労働者三十人以内ごとに一個以上とすること。
四 :女性用便所の便房の数は、同時に就業する女性労働者二十人以内ごとに一個以上とすること。

出典・参照:電子政府の総合窓口e-Gov『事務所衛生基準規則』

このことからもわかるように、会社側は原則、労働者数にかかわらず男女それぞれにトイレを設けなければなりません。

また、トイレの数は性別ごとに必要数が異なります。男性用の大便所は60名あたり1つ以上、小便所は30名につき1個以上必要です。女性用は男性用よりも高い割合でトイレを設置しなければなりません。女性用便所は20名あたり1つ以上が必要になります。

オフィスのトイレの適正数計算方法

オフィスに設置するトイレの適正数は、「衛生器具の適正個数算定法」を活用することで算出することができます。この方法は空気調和や衛生、環境、エネルギーなどにかかわる工学領域の学術団体として活動している空気調和・衛生工学会により考えられたものです。

この方法では建物の種類により算出方法が異なります。例えば、病院や商業施設は利用時間に偏りが少ない任意利用型、劇場や学校は限定利用型というように分類され、オフィスは任意利用型に含まれます。

この方式では、はじめに以下の計算を行います。

人員密度(0.1)【人/㎡】× 執務面積 × 男女比率

次に、これにより求められた人数を算定グラフから探し出し、3つのサービスレベルを基にトイレ環境の状態を判断します。

レベル1:待ち時間が少なく、ゆとりがあって良好なレベル
レベル2:標準的な待ち時間レベル
レベル3:必要最低限のレベル

例えば、執務面積1,500平方メートル、男女比率6対4のオフィスがあったとしましょう。この場合、レベル1をクリアするためには男性用の大便所と小便所は3つずつ、女性用は4つ必要という結果になります。

多様化している近年のトイレ事情

かつて、オフィスにあるトイレのイメージは汚い、暗い、臭いといったマイナスイメージが強いものでした。しかし、現在ではそのイメージを払拭すべく、単純に用を足す場所としてだけではなく、社員が過ごしやすいトイレにしようという動きが起こっています。

これに伴い、身だしなみのチェックや歯磨き、化粧直しなど様々な目的で利用できる点に価値を置くケースも増えています。このように、近年ではトイレの多様化が進んでいるといますが、具体的にどのような機能を持つトイレがあるのでしょうか。

増えている様々な機能

女性用トイレの充実を目的として、トイレ内にパウダールームや個人ロッカーなどの空間を設けたオフィスビルが増えています。もちろん、手洗い場にうがい用の水栓を備えるなど、細かな部分に配慮したものも多いようです。

また、化粧品メーカーでは、実技研修時に使用する目的で、洗顔が行える洗面コーナーを設けている会社もあります。このように、トイレの設備は社員がリフレッシュできる空間としてだけではなく、会社の独自性を示す場として様々な機能が設けられています。

トイレは癒しの場?

トイレ内の機能や設備を充実させるだけではなく、社員がリフレッシュできる空間になるような工夫を施している企業もあります。具体的には、丸みを帯びたドアにしたり、木目調の素材を随所に使用したりするなどです。また、男性用と女性用で内装のデザインをあえて統一しないという方法も近年、取り入れられているようです。

まとめ

トイレはオフィス環境において、社員のモチベーションアップにつながる重要な役割を担っています。単に用を済ませることだけにとらわれるのではなく、社員がリフレッシュできる空間を意識したオフィス選びをする必要があります。
また、男性には男性の、女性には女性の理想の空間というものが必ず存在します。
内見に行く際は、男性社員、女性社員どちらも同行させ、必ず両方の意見を取り入れた上で意思決定をすることをおすすめします。
細かい部分だからこそ気を配り、小さなことから社員のモチベーションアップへ繋げていきましょう。

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