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株式会社リフカム~スタートアップ企業の移転の大変さとスピード感~

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 恵比寿駅からほど近く、エントランスからグレードを感じさせる好感度の高いビル。階を上がって中までお邪魔すると、明るいエントランス、自由な雰囲気の執務スペースは、仕事の効率もアップしそうです。

今回ご紹介するのは、2018年12月に移転された株式会社リフカムさんへのインタビューです。

リファラル採用の活性化とエンゲージメントの向上を提供する株式会社リフカム
自社の事業である「リファラル」を体現するためにも、社員が自分の友人を連れて来たくなるようなオフィスを目指されたそうです。しかし、物件探しには様々な苦労があったとか…。
社員ファーストで選び抜いた、こだわりのあるオフィスとはどういったものだったのでしょうか。

恵比寿の新オフィスで清水代表と組織開発部小林部長(以下敬称略)にお話を伺ってきました。

居抜きや紹介では移転できなかった”タイミング ”という課題

リフカム 清水代表

HATARABA編集部:最初にオフィスバンクを知っていただいた出会いからお聞かせくださいますか?

清水:最初は携帯電話にテレアポでコンタクトをいただいたんですよね。
オフィスを移転したいという思いはあって、移転するのであれば、大体半年ぐらい前から動き始めていた方が良いと知ったので「良い物件がないか、ちょっと探しておこうかな」という感じでしたね。

1月にオフィスバンクさんからお電話をいただいて、1月からスタートして3月ぐらいまでいろいろ探してみたんですけど、実際動いてみて「年末ぐらいになっても良いかな」という雰囲気になって、3~6月ぐらいまでいったんストップしていました。

HATARABA編集部:具体的に移転先探しに動かれたのは、6月以降からということですか?

小林:そうですね、7月に教育系スタートアップ企業さんが、代々木で90坪ぐらいのオフィスに入居されていて、そこ移転するという情報を知りました。いわゆる居抜き物件情報ですね。

当社としても90坪あって、代々木駅から7~9分の立地で居抜きというのは魅力だったんです。価格帯も広さの割に、200万の賃料を切る感じでした。
駅からの徒歩7~8分を我慢すれば、代々木にはお店もたくさんありますし、渋谷から2駅ですし、良いんじゃないかという話になったんですが、定借で4年という条件があって、そこが飲めませんでした。
4年後までそこに居なくてはいけないというのが、難しいなと思ったので。その話もあって、具体的に物件探しを進めようとなり、Facebookに「清水がこういう条件の物件を探しています」と投稿しました。

その後、代々木でもう1件、別のスタートアップ企業さんから70坪ぐらいの物件で「もうすぐ出る予定ですから」と教えていただいて見に行ったこともありました。
ただ、出られる予定が来年になりそうという話でした。

来年だと、もう今のオフィスではパンクしそうだからと見送ることになりました。
そういういろいろな情報をもらいながら7~8月は動いていましたね。

HATARABA編集部:当初は、どのくらいの広さで、何名ぐらいいらっしゃったのでしょう?

小林:実は25坪で常時20人はいたので、酸欠状態でした。
二酸化炭素を計測する機器を買って測ったのですが、「これはやばい」という数値が出てましたね。しかも、業務委託の方や派遣・インターンもいたので、結構出入りがあって。

最後の方は、ビルの中にカフェがあるのでそのカフェを使い放題にして、外で作業できるようにしたり、リモートワークOKにして自宅で開発業務をしてもらったり…。
もう、あの手この手で移転を先延ばしにしていましたね。
苦肉の策の積み上げでしたけど。どんどんスペースがなくなってしまい、採用できないという問題もありました。

社員が自分の友達を呼びたくなる雰囲気

リフカム 小林部長

HATARABA編集部:どんどん事業も拡大し、人員も増えていく成長タイミングでのご移転だったかと思います。どんなコンセプトで、移転先やオフィスの在り方を決められたのでしょう?

清水:事業計画的な観点でいくと、あと1年で多くて40人、2年で80人まで増員したいという計画がありました。

なので、1年~1年半ぐらいは持つ規模感のスペースを確保して移転したいというのが定量的な観点でしたね。
定性的な観点では、我々のメンバーでは既婚者が多く平均年齢が32歳ほどなので、嫁ブロックにかからないようなちゃんとした会社だという雰囲気を作ることも大事だなと思います。

お客様がお越しになることもあるので、印象の悪いビルだと困りますよね。
なのでグレードを上げたいというのはあったかもしれません。
もう一つあるとすれば、弊社はリファラル採用の会社なので、社員が自分の友達を呼んで来たくなる雰囲気があると、我々自身がリファラルを体現できると思いました。

HATARABA編集部:社員が紹介したくなるようなオフィスというイメージは、リフカムさんの企業イメージにぴったり合いますね。

清水:コンセプトは一番それが近いかもしれないですね。

HATARABA編集部:「紹介したくなる会社」で、具体的にこういうものが欲しいという、こだわりがありましたら教えていただけますか?

清水:いくつかあると思います。一つには、「リフカムに来た」という感じを出したいので、エントランスにはこだわっているかなと思います。他のオフィスと全然変わらないような、インスタ映えしない感じだと面白くないですよね。

もう一つは、ミーティングルームの中にフリースペースみたいなものを作っていて、会社の雰囲気を知ってもらいながらミーティングできるのは大事だと思っています。そういうスペースがあるというのも一つの特徴というか、意識した場所ですかね。

小林:最近だと好きなスタイルで働けるWeWorkのような場所もありますよね。例えばデスクも普通に一人一席の机を並べるのが一番安上がりかもしれませんが、弊社では今、フリーアドレスっぽくなっていて。3人でも4人でも座れるし、移動もしやすいようにしています。

自分の生産性が上がる働き方であれば、オフィスのどの場所でも、外や自宅で仕事しても良いことにしています。必ずこの時間はオフィスのここに座って、電話は机に一人一台あってという、いかにも昭和っぽいスタイルである必要はないと思います。

HATARABA編集部:採用やエリアに関しては意識されたことがあれば教えてください。

清水:採用という観点で言うと、前のオフィスはミーティングルームがなかったことと、雰囲気は良いんですけど面談に来てもらったら完全に音が聞こえてしまうことがネックでした。

小林:前は下の道玄坂で、宣伝のトラックがずっと走っていたり。音の問題はありましたね。そこは劇的に改善したと思います。

あとはエリアを大幅に変更すると、社員みんなの通勤経路が変わってしまう
私もそうですが、弊社は田園都市線で通勤している人が多くおります。そうなると渋谷を通りますよね。

それに、家族のいる社員が結構いますから。私も持ち家で、引っ越しができないんです。ですから例えば上野に移転となったりすると、通勤が大変になってしまう問題もありますよね。

物件が決まらない、申し込んでもうまくいかないもどかしさ

HATARABA編集部:働きやすさと明るさ、社員の方が人を招待したい雰囲気というところですね。ありがとうございます。今回、移転のスケジュールなどで大変だったことや、乗り越えるのが辛かったということがありましたら、お聞かせいただけますか?

小林:あまり現場の業務の時間を使いたくなかったので、今回の移転はできるだけ二人で動きました。日々職場が大変な状況だったので、年末までに絶対引っ越そうとなった時に、どんどんスケジュールが差し迫ってくる感覚がありました。

時間が無い中、物件が決まらないところが一番大変でしたね。
内装工事をしていると間に合わないよね、じゃあ絶対居抜きで探さなきゃと。居抜きだと今そこにいる会社が出られるのが来年というとダメだし…という、にっちもさっちもいかない感じで。

原状回復済みで他の条件は妥協しているけれど、これにしようかどうしようか、みたいな段階が辛かったですね。

確か、7月末ぐらいですかね、なかなか決まらなくて。本当にたまたまキャンセルが出た今のオフィスを紹介いただいたんです。他の仲介業者さんも「そこ出てたんですね!」みたいな感じでした。

なので、清水から「ここが良いからここにしよう、すぐ申し込むよ!」という話になりました。

清水:僕は内覧のための時間が取れなくて、後半の方は完全に分担していました。

小林:最後の方は、清水が行ける日まで待っていると、他社が入ってしまうかもしれない。それから、こういう物件だと、弊社より設立年数が長い他社が申込するとスタートアップは負けてしまうんじゃないかとか…様々な不安もありました。でもここはリスクを取ってでも、まずは申し込みに行こうという感じでしたね。提案があって内覧して仮申し込みして、という一連のスピードは速かったんじゃないかなと思います。

またオフィスバンクさんから「今申し込めば1番手ですよ」という情報を教えていただいたのは大きかったですよね。今申し込むと3番手ですよ、とか他の物件でも教えていただきました。

他の物件もたくさん申し込んだのですが、3番手ぐらいだと「オーナーが別の知り合いから申し込みされちゃってごめんなさい」と逃してしまった経験もあったんです。

そういうことがオーナー物件だとあるというのも、知らなかったです。

HATARABA編集部:いろいろな経験をされたんですね。

小林:そこは目黒徒歩1分で、賃料が激安だったんですよ。オーナー物件だったのですけど、仮申し込みまで行って、面談もしたんです。
大家さんみたいな方と軽くお電話でやり取りさせてもらったんですけど、お断りの連絡が来て。そういう挫折が何回もありつつ、先ほどの居抜きや、定借4年という条件で諦めたりもありました。

他にも、渋谷エリアでは結構物件を見たのですが、やはり駅から遠いところが多かったですね。坂がきつすぎたり。今まで渋谷駅から近かった分、そこで比較してしまうこともありました。

他の仲介業者さんの紹介も含めると、30件は見たんじゃないですかね。オフィスバンクさんだけでも、10件ぐらいは見ましたよね。清水も同行した1月当初の内覧も入れると、もっといってるかもしれないです。

HATARABA編集部:そうしますと、最後の方はかなりスピード勝負で「年内に必ず引っ越そう」と?

清水:そうですね、小林にどんどん見に回ってもらうようにして。内覧の360度動画みたいなものを撮ってもらって、それを見て良かったら「いっちゃっていっちゃって」という感じでした。申し込みをしてからどうなるか考えよう、という形でやっていましたよね。最後には「ゆっくり考えて」というやり方は捨てました。

小林:一緒に見たのはだいたい2~3件しかないですね。ただここは良いとか悪いとかの価値観はしっかり共有して、大きく外さないようにしていました

点数化し絶対評価を取り入れた物件探し

HATARABA編集部:そのスピード感の中で、今回のご移転で面白い基準があるような話を伺ったのですが、選定基準はどのように決められたのですか?

清水:最初に社員からアンケートを取って、どこが良いかを採点しました。そうすると例えば半蔵門とかはないなと分かってきて、「じゃあ上位3つのエリアから選ぼう」とまず決めました。
そのエリア内でご紹介いただいた物件の中で、駅から何分のところは何点という感じに採点項目を作っていきました。トイレがきれいとか、採光性が良いとか、5点満点で点数を付けました

小林:渋谷駅だと二重丸、一駅離れると丸とか。20点、10点、5点みたいな感じにしたり。あとは築年数やビルのグレード、賃料、坪単価、居抜きかどうか、広さ。

でも、全部条件が揃ったとしても110坪で300万以上の物件になってしまって。
今のは72坪なんですけど、みんなが広いって言ったんですよ。
110坪に言っていたら会議室が余り過ぎてしまう恐れもあたので、そこは見送りましたね。

複数条件があると迷ってしまうので、絶対評価にして点数を付けて。それから、入居できるタイミングですね、即入居可と半年後とか。「あの物件としては良くても、入居が半年後か」とマイナスになる。
あとは、居抜きなんだけどレイアウトが使いにくそうだったりとか…いろいろありますよね。それはサブの要素として見送りました。

HATARABA編集部:そうすると、絶対評価で点数化できるところを絞って、その点数を付けるのはお二人がされた?

小林:私が基準を作って見せて、ここはどうとか、ここはないよねとか、そういう感じで絞っていったんですよね。

HATARABA編集部:すごいですね!その点数基準。小林さんは、これまでご移転は何度も経験されてきたのですか?

小林:ここまで完全に、すべてやったのは初めてです。ずっと管理だけではなく、現場の仕事もやっていたので、「もし自分が社員だったら、せっかく移転するのにビルのグレードが下がり過ぎたらテンション下がるよな」と考えて。
他のエリアの物件も見たんですけど、渋谷から遠くなって賃料は安いし物件としてはあまり変わらない、広くはなったけど、社員としてテンションが上がらない…と思うような物件は、ちょっと見送りましたね。グレードがマストというわけではなかったのですけど。

理解してくれるマッチした仲介会社選び

作り始めたフリースペースにはなんとドラがありました。成約時に鳴らすそうです。楽しそう!

HATARABA編集部:実際に、仲介業者を使うメリットにはどういうことがありましたか?

小林:最初は知り合いの紹介で決まると良いなと思っていたのですけれども、タイミングがなかなか合いませんし難しかったので、やはりプロにお願いしないと見つからないなと思いました。

また居抜きだと、居抜きで残った什器や資産を処分するのに何百万かかります、それは知りませんでしたということがあると怖いので、契約が重要だなと感じていました。

こちらは物件の契約に関してそこまで詳しくありませんから、そこは手数料をお支払いしてもお願いした方が良いと思いました。

仲介会社さんとは10社ほどやり取りさせていただきました。中でもスタートアップの事情を理解している会社さんと、そうではない会社があるとしたら、我々のような会社はオフィスバンクさんのように理解してくれる会社を選んだ方がマッチすると思いましたね

今回は内装工事業者さんもご紹介いただきました。弊社では人手がほぼ私しかいませんから、窓口が増えてしまうと大変だったと思います。それを「金子さんに聞いてください」というのが可能だったので、助かりました。内装業者や什器の業者の選択にも時間をかけずに済んだから、短期間での移転が実現できたのかなと。

HATARABA編集部:弊社の金子ですが、担当させていただいてどういった印象でしたか?

清水:金子さんと初めてお会いしたのは、テレアポいただいた後ですね。一度お会いしてから、内見して、その時に安定感のある方だなと思いましたね。答えが早くて丁寧ですし、安心感があるというのは大きいと思っています。

他の仲介業者さんですと、忙しいので雑になってしまったり、わりとレスが遅い印象があるんですけど、金子さんはすごく寄り添ってサポートしてくださる印象があったので、助かるなという気持ちですね。

小林:ずっと夜でも土日でも、何かあったらメッセンジャーでやり取りしてもらっていました。こちらはウェルカムなんですけれど、そうではない会社もあります。

メールでやり取りとか、反応が1日後とかでは私達のスピード感では、遅い。良いものであれば早く教えて欲しいですから、そこは良かったなと思います。実は10社中3社、オフィスバンクさんと他2社の対応が早くて、希望の物件を挙げてきてもらえたので、結構競っていたんですよ。タイミング次第では他になっていた可能性もありました。
ただ、それ以外の業者さんは要望とズレていることがあったので、だんだん疎遠になりましたね。

清水:私が業者さんとやり取りしていて多かったパターンで、こちらの要望を伝えているのに違う物件も わーっと送られてきて、こちらで選定しなくてはいけなかった事もありました。

金子さんは「こういう物件ですね」とヒアリングで出してくださって、フィットした物件を紹介してくれた。紹介の質が高かったというのが一つありました。

もう一つが、仲介業者さんはやはりクロージングしたいのでゴリ押ししてくる人も多いと思うんですけど。金子さんはそうではなく、こちらに寄り添ってくれるので、付けた点数もお見せできました。

オフィスにこだわりたい経営者にとっては、非常に良いんじゃないかと思っています。

いろんなオフィスを見られてきていると思うので、どういう風なオフィスにしたいかイメージが分からなくても、似たようなフェーズの会社の移転の例を挙げてくれたり、会社に合った雰囲気のオフィスを案内してコンサルティングまで入ってくださったりすると、差別化できそうな気がしますね。

実際、そういった観点でのアドバイスは多かったと思っています。すごく信頼できました。

HATARABA編集部:お客様のこだわりを把握するというのは仲介業者として大事な点であり、それを今回、実績としてリフカムさんにご提供できたことは良かったと思っております。ありがとうございます。

インタビューを終えて

今まさに成長期企業で波に乗っているリフカムさんは、移転オフィス探しの方法にもスピードがあり、社員アンケートや物件をポイント評価するなど、斬新で公平感がありました。今後企業規模拡大の構想に基づいて、また新たなターニングポイントを迎えられる際にはぜひオフィス探しのお手伝いをさせていただきたいと思います。

株式会社リフカム

  • 業種:リファラル採用を活性化するサービス「Refcome」の開発・運営等
  • 移転先:三富ビル新館4階 
  • 移転後坪数:72.16坪
  • 企業URL:https://jp.refcome.com/

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