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株式会社Legaseed

コロナ禍に大胆なオフィス移転。コンセプトや内装にこだわり抜いたオフィスで、Legaseedが目指す未来

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品川駅から歩いてすぐ、都内有数のオフィス街を見下ろす高層ビルの24階。2020年9月に本社を移転し、2億円を投じたこだわりの内装で、1カ月と経たないうちに経営者をはじめとする約100人の見学者が訪れたという株式会社Legaseed(レガシード)さん。

Legaseedさんは新卒採用のコンサルティングや採用代行などの事業を展開しており、コロナ禍で人材業界の業績が伸び悩む中、売上は前年比135%増。社員数42名の会社ながら、翌年度には新卒採用で約30名を迎え入れるなど、驚異的な成長を遂げています。

一方で、コロナ禍でリモートワークの活用が進み、改めてオフィスの必要性が問われている昨今。従来であれば、会社の成長や社員数の増加に伴ってオフィスを増床するのが常でしたが、実はLegaseedさんの中でも「オフィスのグレードを落としても良いのではないか」という議論があったといいます。
では、なぜ最終的にグレードの高いオフィスへの移転を決意し、内装にもこだわり抜いたのでしょうか。Legaseedさんが考える、オフィスを持つ意味とは。Legaseed 代表取締役の近藤悦康さんにうかがいました。

全社員がリモートの中、オフィスのグレードアップを決断した理由

Legaseed 代表取締役の近藤悦康さん

――コロナ禍での移転ということで、いろいろ議論もあったのではないかと思います。そもそもオフィスを移転しようと思ったきっかけは何でしょうか。

近藤:前のオフィスが建て壊しになるということで、移動しなければならないという事情がありました。こちらの物件に決めたのは緊急事態宣言真っ只中の2020年4月30日でしたが、当時、社員は全員リモートワークの状態。そもそもオフィスは必要なのか、オフィスを構えるとしてもグレードを落として良いのではないかという声が役員から上がっていましたね。

――結果的にこれまでと変わらずオフィスを構えることを選択され、内装も非常にこだわってつくられたわけですが、その背景にはどのような思いがあったのですか。

近藤:オフィスは、戦国時代でいう城だと考えています。城は軍の象徴であり、自分たちの戦略が盛り込まれた場所。そこにお客様を招いて提案を行うことで、契約の成功率を上げるという狙いを持っています。

お客様に提案を行う場合は客先に出向くのが通常の流れですが、当社には新卒で入社した新人が多いため、客先というアウェイな状況で戦うのはとても難しい。そのうえ、当社のお客様は成長企業の経営者がほとんど。社長室のような部屋に通されて、「この子はどれだけできるのだろう」という様子見から始まるという、厳しいところで戦わなければなりません。

でも当社のオフィスに招けば、オフィスツアーで当社の雰囲気に共感や興味を抱いてもらい、Legaseedに対する傾聴の姿勢ができたところで話がスタートできます。そうすることで、契約確率が断然上がるんです。そのためにも、お客様が来たくなるオフィスにする必要がありました。

近藤:また、当社で働く社員のエネルギーにも触れてもらうことで、うちもこういう人材を採りたい、こんな雰囲気の会社にしたいと感じてもらいたいと考えています。コンサルティングサービスは目に見えないものですが、少しでも目に見える形で表現できたらと思っているんです。

もちろん社員の満足という視点でも、リモートよりも会社で仕事をした方が生産性や成果が上がるという場所にしたいと考えました。そのために、機能性や安全性を備え、コミュニケーションが促進できる空間を実現するデザインを構想しました。

――規模という面で見ても、社員約40名で230坪はとても広いと感じますが、今後の成長を見込まれての選択なのでしょうか。

近藤:そうですね。将来的には上場を目指しているのですが、できれば上場前は固定費を上げず、上場して得た資金でオフィスをグレードアップするというのが通常の考えです。現に、移転についての相談をいろいろな経営者にしたところ、99%はそのような答えでした。

ただ、ある一人の経営者が、「未来をつくるという覚悟が決まっているなら、それに相応したオフィスを先に選ぶというのも良いんじゃないか」と言ったんです。上場して会社が有名になり、オフィスのグレードも上がると、社員が図に乗って業績が伸び悩む会社が結構あると。逆に、先に良いオフィスに移転すれば、社員もそのレベルで仕事をしていかなければいけないという感覚になるし、それだけの固定費をかけても業績が上がれば、経営がうまくいっていることの証拠にもなります。

またその経営者は、今後社員を増やしていくことを考えれば、100人を超えたときの一人当たりの賃料はそこまで高くない、とも話していて。たしかにその通りだと思い、意思決定しました。

社員やオフィスを訪れる経営者の成果につながる場所に

――オフィスのデザインコンセプトは、どのように決められたのでしょうか。

近藤:テーマは「都会のオアシス」です。当社を訪問される経営者のお客様は、常に会社の舵を取る責任と使命を持っています。そういった経営者が置かれている環境は、未来に向かって途方もなく広がっている砂漠のようなイメージがあったので、そこに憩いがあったり、水分補給ができたりするオアシスのような場所をつくりたいと思ったんです。

また、オアシスというコンセプトには、毎日仕事で戦っている社員にとっても、自然に集まって話ができ、アイデアを提供し合える場にしたいという意味も含んでいます。そこに当社を訪問された経営者のお客様も加わる形でコミュニケーションが発生することで、より高い成果につなげられるような場にできればと思っています。

デザインには、オアシスまでの道のりやLegaseedの過去・現在・未来を表現しました。入口から出口につながる通路は「∞(無限)」を描き、この歩みが無限のループで続いていくことを示しています。

社員が仕事をするエリアはもちろん、バーカウンターやテーブルが設けられた「OASIS SPACE」や、森林をイメージした「FOREST」と呼ぶエリアなどのほか、当社の会員制サービスである「CXOサロン」に登録していただいている方に自由に使っていただける「LOUNGE」という空間も用意しました。CXOサロンは専用のアプリと連携させ、経営に役立つ情報の発信や、当社への来社に応じて溜まるポイント制度などを実施する予定です。経営者の方が訪れたときに、何かしらの刺激を与えられるような空間にしたいと考えているんです。

オフィスとリモートの利点を取り入れ、柔軟な働き方を実現

――緊急事態宣言下では社員全員がリモートワークだったとのことですが、オフィスに足を運ぶ意義について、どうお考えになりますか。

近藤:今は上司の許可があればリモートワーク可としていますが、出社率は100%近いです。社員にとって、オフィスは来たい場所、来た方が仕事がはかどる場所だと思ってもらえているということなのだと思います。若い社員にとっても、困ったことをすぐに聞ける環境の方が良いですからね。

オフィスに来たいと思ってもらうためにも、抗菌作用のある空気触媒を散布したり、席にパーテーションを設けたりと、安全性には気を配っています。また、入口での検温や睡眠時間の記録なども行い、健康管理も徹底しています。

――リモートワーク時のコミュニケーションは、どのように行っていますか。

近藤:業務時間中はずっと会議ツールなどで通信をつなぎ、いつでも質問したりできる状態にすることを推奨しています。あわせて、オンラインを通じた朝会への出席、昼と夕方の進捗確認は行うようにしていますね。近くに座っていれば仕事をしている空気感が伝わりますが、オンラインでは分かりにくいということもありますから。

――コロナ禍が落ち着いたら、どのような働き方を実現したいですか。

近藤:今と同じように、リモートと出社を併用できるようにしようと考えています。一方、全社会議はZoomでの開催を継続する予定です。その方が社員一人ひとりの顔が見やすく、コメントや資料の展開、録音などもしやすいというメリットがあるんです。また、お客様に対するコンサルティングも、特にご希望がなければオンラインを基本にするつもりです。

――今後、オフィスをどのように活用していきたいですか。

近藤:お客様や社員、学生を巻き込み、結果をつくれる場所にしたいと考えています。先ほどお話したCXOサロンのアプリが11月にリリースされるので、それに伴って私の狙いが実現されていくのではないかと期待しています。

取材先詳細
会社名     :株式会社Legaseed(https://www.legaseed.co.jp/)
所在地     :東京都港区港南2-16-3 品川グランドセントラルタワー24F
事業内容    :人事コンサルティング
面積/従業員人数:230坪 約42名
出社率/働き方 :95% 出社とリモートの併用
感染対策    :抗菌作用のある空気触媒・セルフィールの散布
取材日     :2020年10月13日

取材・文:三ツ井香菜 撮影:ひらはらあい

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